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「ちょっと待てよ!
まぁ、遥太が結婚して子供までいるのは分かった。
けど、子供6歳だろ?
なんで今になって結婚したんだ?」
俺は遥太に聞いた。
俺の言葉は、みんなの疑問だと思う。
「色々と事情があるんだよ。
その事も、お前等には話そうと思って今日来てもらったんだ」
遥太の真剣な目に、その場にいた誰一人として目を逸らせない。
「この話を聞いたら、みんな今以上に驚くと思う。
もしかしたら軽蔑されるかもしれない。
でも、聞いてほしい。
聞きたくないなら帰ってくれて構わないから」
軽蔑?
何やら相当な話らしい。
でも、俺達を甘く見ないでもらいたいな。
「何があったか知んねぇけど、遥太は大事なツレだ。
どんな事があっても軽蔑なんてしねぇよ。
ゆっくりでいいから全部話せ」
俺が言うと、他の3人も頷いた。
遥太は驚きながらも、今日初めての笑顔を見せた。
「みんな…ありがとう」
その後、遥太から語られた話はかなり衝撃的だった。
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