ある日の遥太

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「遥太先生、良かったな! おめでとー!」   「先生がそこまで惚れ込む奥さん、いつか絶対見せてよ!」   「この話聞いたら女子が泣くな…」     俺はいい生徒に恵まれたらしい。   そんな事を思いながら笑顔を見せて口を開いた。     「ありがとな! って事で、早く家に帰りたいからさっさと部活終わらせるぞ-! はい、コートに整列っ!!」     俺の言葉に、部員達はギャーギャー文句を言いながらコートに整列した。   お前等…ありがとな。   でも花は見せないから。   俺の事、言えない童顔な花は下手したら20歳くらいにしか見えないし、マジで惚れられたら困るからな。   あー、早く帰って花と遥花に会いてぇなぁ…。    
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