三章 女三人旅道中

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「じゃあどうすれば……」  二人の言葉を聞き、表情を曇らすミオン。  しかし、ルヴィは何処か自信たっぷりの顔をしていた。 「ふふふ……探すのが難しいんなら、直接向こうのアジトに乗り込んじゃえばいいんだよ」 「乗り込むって……その時空の狭間ってところに!?」  驚いたような顔をして、ミオンは言った。 「そう、ここへの道を開くのは、かなりの力が必要なんだけど、僕ならそれが出来るから問題なし」  エッヘンとばかりに、胸を張ってルヴィが言った。 「けど、そんなところに入っちゃって平気なの?」  話を聞く限りでは、そこは通常とかなり異なる空間のようである。  何か計り知れないような危険があったとしてもおかしくないと、ミオンは考えたのだ。 「大丈夫、大丈夫。変な所に落っこちちゃわない限りは平気だよ」 「それは……変な所に落っこちたら大丈夫じゃないってことなんじゃ……」 「……まっ、大丈夫でしょ」 「…………」  ルヴィのお気楽な発言に、言いようのない不安を覚えるミオンであった。
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