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あれこれと話しかける所長さんに次男は「はい」と「いいえ」で答えるだけ。
そこで所長さんは「はい」や「いいえ」では答えられない質問をした。
すると次男は沈黙。次男の沈黙にはなんて答えようか考えている場合と説明するのが面倒で話したくない場合があるが、この沈黙はおそらく後者の沈黙だろう。
あー、所長さん困ってるわ。
仕方ないので助け船を出した。
所長さんが聞いたのはどんなゲームが好き?だった。
次男がしばし沈黙したので、いつもやってるのはなんて言うゲーム?と改めて聞き直していたが、それでも下を向いたまま沈黙。
次男はよく知らない人にあれこれ聞かれ自分の事を話すのが嫌いだ。
必要だと思う事なら答えるが、家庭教師のシステムの説明でなぜ自分の好きなゲームの話をしないといけないのかわからないと思っているのだろう。
適当に何か言っときゃいーのに。
私ならこの沈黙の方がいたたまれないけどなぁと思い「ほら、ガンダムや三國志よくやってたじゃない」と次男に話しかけた。
するとすかさず「三國志好きなの?歴史好き?三國志の中で誰かお気に入りの人いるかな?」と所長が聞いてきた。
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