1444人が本棚に入れています
本棚に追加
僕と春都が出会ったのは、高校生になってすぐのこと。
帰宅途中の僕が、不良っぽい先輩に絡まれてたところを春都が助けてくれたことが僕らの出会い。
実は、隣のクラスだったってのは話してみて分かった。
最初、春都は僕のことを女の子だと思ったらしい。
その後、男だって分かってからの春都も変わらず優しくて。
こんな人と友達に慣れたらいいな、って思ったんだ。
暫く、会ったら挨拶を交わすくらいの関係を続けて
時々、メールや電話をする関係になって
だんだん…
僕の中の、春都を思う気持ちが変わっていくのが分かった。
友達になりたいんじゃなくて、きっと…
恋愛感情。
そんなとき、春都が
“付き合おっか”
って、言ってくれて
迷わず首を縦に振っていた。
このときは…
僕の中で春都が一番なように、
春都の中の僕も、一番にしてくれてるのかなって
思ってたんだ。
．
最初のコメントを投稿しよう！