愛を囁く。

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再び、瞳を閉じた未紀。  その身体を抱えて、マンションへと向かった。  ベッドに横たえると、深い眠りにつく。  それを確認してお粥でも作っておこうと、台所へ向かった。  キッチンに立つのなんか、ほんと久しぶりでちょっと苦戦しつつ…  なんとか、それらしくなったものを持って部屋に戻ると…  「春都ぉ…」 弱々しい声。  「あ、目ぇ覚めた?」 ………どうしたんだろうね、これは。  もう…、大洪水?  ポロポロ泣いて、ほんと泣き虫!  「え、え、なに、」 原因は…オレ…?  「ゔ‐ごめ、だって…はる、とが…」 .
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