―序章―

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―序章―

貧しいながらも幸せな毎日だった。 父は毎日農作業をし、母はそんな父の為に温かな食事や家の仕事をしながら私の事にもちゃんと目をかけてくれていた。 あの日、村にやってきた盗賊に壊されるまでは。 逃げ惑う人々、村を焼き払う紅い炎、置き去りにされる子供達。 全てが遠い記憶 忘れる事の出来ない事実の筈だった……… 、
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