第零章

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「……少ない」 銀色のローブを着て、フードで顔を隠した少年の前には辺りを埋め尽くす程の魔物が居た。 ギャァァァァァァァァ!!! 彼の声からして、15~16才ぐらいの少年だろう。そして、少年の声に反応して魔物が一斉に襲い掛かった。 「…面倒。早く帰りたい。 『我、光と闇を授かりし者。ここに、光と闇を混合し、魔物のみを無へ返す事を願わん。 願いしものを無へ返せ。 神の審判』」 ギャァァァァ…… 醜く響いていた魔物の声は水を打ったように静まった 「...ふぅ、終了」 パチンッ! 少年が指を鳴らすと少年は消えた。少年が居た場所は静かな荒れ地が広がっていた。 .
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