第壱章-始まり-

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「次、任務」 シンの‘任務’の単語でダイトの表情は硬くなり、それに釣られてシンも表情が硬くなった ローブと仮面で顔は見えないが 「次の任務はとある場所での密偵だ」 「場所」 「……アラン学園」 「何故?」 シンは‘自分が行く意味が分からない’と言いたげにダイトに質問する 「下への示しと勧誘、もしもの時の対策かな?」 「……チッ!」 ダイトの言葉で意味が分かったのかシンは渋々学園の密偵に了解をした……のか? 「おぉ!ありがとう」 あの舌打ちは了解だったらしい 「何時?」 「ちょっと待ってね。あれ?どこに重ねたっけ??」 ダイトは元机の周りに散りばる紙を探し始めた  
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