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「理絵にだけは言われたくないなぁ」 「何それ~」 クスッと笑う 「だって…ゴホッ…理絵すぐ顔にでるじゃん」 「…何が?」 上目使いでこっちをみる…かわいらしいなぁ 「あ!かず君だ!」 向こう側を指差す 「え!?どこどこ?…あ」 頬を赤らめる 「ぷぷっ…理絵はカワイイねぇ~」 更に赤くなる…リンゴみたい 「最近どんな感じなの?」 「どんな…感じって?」 「いい感じ?」 また赤くなった… 「…メールとかはしてるよ」 おお 「絶対かずくんて理絵の事好き…ゴホッ…だってぇ」 「そんな事ないよぉ~」 だって私が男だったら付き合うと思うもん 「また、そんなこと言っちゃって」 早くくっついちゃえ 「どーせ毎日メールしてるんでしょ?」 コクンと頷く む…なんかちょっとジェラシー感じる… 「いーなぁ…私も早く好きな人ほしいなぁ」 「いーなぁ…って私片想いかもしれないのに…」 「片想いの時が一番楽しいってよく言うじゃん!」 「実際そんなことないとよぉ?だって今メールとかするの楽しいけど告白したりすることとか考えるとすごい不安だもん…」 「そんなもんなのかなぁ?」 「友子も恋したことあるでしょ?」 「あるけど…そんな感覚すぐ…ゴホッ…忘れちゃうよ」 分かれ道につく 「そういうもんなのかなぁ…ま、とりあえず明日は休んでしっかり風邪治しなよ!」 「は~い。あ、また今度しっかり話聞かせてもらうからね?バイバーイ」 どうしよ、帰ったら寝ようかなぁ… とりあえず明日休むことお母さんに言わなきゃ… あ、メールきてるし 理絵からだ……画像? わっ!キレー… 携帯に映し出されたのは画面いっぱいに広がる桜だった
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