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「ただいまぁ~」
「おかえりなさーい」
「ねぇ、お母さん。なんか風邪ひどくなったみたいだから明日休んでいー?」
「別にいいけど…あなたしばらく風邪引いてない?病院とか行かなくてもいーの?」
「寝れば治るよ」
多分だけど…
「夕飯食べられる?」
「今日は少しでいーかも…」
「そう。それじゃあ今から作るからしばらく寝てなさい」
「わかった」
階段のぼるのダルイ~
ボフッ
ベッドにダイブする…
「好きな人…かぁ」
月型の抱き枕をギュ~っとする…
しばらくすればできるよね?
とりあえず寝よ――――
「………、…子ー、友子ー」
お母さんの声で目が覚める
「ふぁ~…」
ご飯何かな
「お母さ~ん、お父さんは?」
「遅くなるらしいわよ。さっきメールあった」
「ふぅーん。大地は?」
「今お風呂」
あ、寝てたときに帰ってきてたんだ…
ん?
「ちょっ!?あいつ先にお風呂入ってるの?」
「あ、いつもあなたこの時間より早く入ってるから言うの忘れてたわ」
「忘れてたわ、じゃない~、ゴホッ」
「ごめんね」
はぁー、あいついつも泥だらけで帰ってくるからなぁ…
部活なんだっけ…野球?…ルールよくわかんないし
あんなドロドロになるもんなの?
「えーじゃあ私今日シャワーにする~」
「今日はダメよ。風邪引いてるんなら」
風邪が裏目にでた…
「まぁ浴槽ザラザラするんだったらお湯変えてもいいわよ」
やった!
「はいはい」
「大地~。まだあがらないのー?ご飯出来たからそろそろあがりなさぁ~い」
「待ってー!あと2秒ー!」
2秒て…私もアホな弟をもったもんだ…
「分かったー。じゃあ2秒だけ待つわー」
お母さん…ホントに2秒しか待たないつもり?
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