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いくらなんでも私そこまで変態じゃないわよ!?
「頭って……」
と言い頭を触ってみる
「ゴムって…これ?」
「そうそれ」
一気に体温が上昇したのが分かった………ハズカシ
「はい」
と言ってピンを渡す
「そっちの方が髪に癖つかないから」
「サンキュー。最近前髪伸びたからさぁ」
野球部って坊主じゃないの?
「ふぅ~ん。とりあえず私寝るから。そら、でたでた」
「押すなよ」
バタンッ
全く…分かりにくい言い方して……勘違いした私も私だけど
忘れよ…
今日は天気良かったから星キレーだろうなぁ
カーテンを開けてみる…
やっぱ綺麗だ…あ、流れ星
早く恋が私の元に来ますようにっ!――――
まぶしっ!あ、昨日あのまま寝ちゃったからか…
今何時ー?……寝過ぎた
喉痛いし。てかむしろ痛み強くなってる…もう今日病院いこ…
重い体を無理矢理起こす
「お母さーん。いる~?」
「なーにー?」
さすが専業主婦
買い物行ってなくて良かった…
「病院行きたい…」
「予約入れておく?」
「いや、できれば今すぐ」
「あそこまだ開いてないわよ?」
「この時間に開いてなかったらみんな困るじゃん」
「私はそんなに困らないけど」
「お母さんほとんど病気しないじゃん」
「………美容院って言ったんじゃないの?」
中々噛み合わないと思ったらこーゆーことか…
「病院。びょ・う・い・ん」
「あなたから行きたいなんて珍しいわね。今日は赤飯にしようかしら」
そんなめでたいことじゃないでしょうが…
「…ははは」
「とりあえず車出すから着替えてきなさい」
「はーい」
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