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「んじゃ俺の方が先輩だな。っつっても俺も最近入院し始めたんだけどな」
「そうなんですか?」
「そうなんですよ。あ、敬語とか全然いらないから」
「はい…あ、うん」
「なんかおもしろいね」
初対面で面白いって言われた!?
「そんなことないで…ないよ」
「どんだけタメ口苦手なの!?」
「いや…苦手じゃないけど」
「何年生?」
「2年生だけど」
「中学?」
私そんなに幼い!?
「し、失敬な。けっこう成長してるはず」
「成長?」
「な、なんでもない」
私何言ってんの!?
「ふぅ~ん。まぁいーか」
全く触れられないのもちょっとさびしいかも…
「そういうあなたは何年生なの?」
「あなたって…俺にはいちお雄二って名前があるんですけど…村井雄二って名前が」
「えーっと…じゃあ村井「下の名前でいーよ」
「あ、うん。じゃあ雄二君は何年生なの?」
「いちお2年生だよ」
「じゃあ同じなんだ」
「んー…まぁそーゆー感じ」
なんで少しどもったのかな?
「てか名前は?」
「…誰の?」
「いやいやいや。他に誰がいるよ!?」
「私か」
「そう、私だ」
「えー、名前は西浦友子って言うの」
「トモコ?字は友達の子供って書くの?」
あってるけど……あってるけどぉ~~…
「他に言い方あるでしょっ!?」
「あ、ゴメンゴメン。んじゃ友達がいっぱいいる子供で」
「子供扱い?」
「まぁ…そーゆーこと」
否定しよ!?
「なんか見た目子供っぽいから」
初対面だよね?私達
「そこまで言う?」
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