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は私んち泊まり。」
「い、いいんすか!」
「全然いいよ。私のお母さんおるけどね。」
少しガックリしたが家に泊めてもらう事にした。
「お邪魔しまぁす。」
「いらっしゃい。」
舞のお母さんが出迎えてくれた。
舞の2階にある部屋に案内されると舞はベットに飛び乗った。
「疲れたぁ!もう寝よっか。」
「自分は?」
「布団ないけここにおいで。」
そう言うと舞は布団を片手で持ち上げベットを軽く叩く。
「ふ、2人で寝るんす!?」
「嫌?」
「舞さんがいいなら…」
電気を消し真っ暗の中舞が俺の手のひらに指で何かを書く。
「なんて書いたんす?」
「ドキドキしてるね。って書いたの。」
心臓の音が聞こえてたみたいだ。
今度は俺が舞の手のひらに書く。
「す…き?」
すかさず舞も書いてきた。
〟私も好き〝
そう書いた気がした。
「?、なんて書いたかわからん…なんて書いたんす?」
「教え~ん♪」
「何でっすか!教えてくださいよぉ。」
「嫌っぷぅ♪」
「じゃあもういいっすよ。寝ますね…」
少しはぶてて寝ようとしたら、
「だって、傷つけるから…」
「え?」
「私も修ちゃんの事好きだけど傷つけちゃうから…」
そう言いながら舞の瞳から光る物が流れ出る。
俺は舞を抱きしめてそのまま言う。
「泣かないで下さい。自分は大丈夫ですよ?なにがあっても絶対に傷つきません。例え元旦那の話しをされても、元旦那の事がまだ少し好きだとしても…」
「それでも自分はあなたの事が好きなんです。舞さん、俺と付き合って下さい!もう二度とあなたを泣かせたりはしない。」
舞は俺の胸で泣きながらうなずくだけだった…
こうして俺にも彼女が出来た。
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