悲しい運命

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葬式が終わった後、俺は家に帰らずに外をふらふらとしていた。 無意識のうちに来たのは誰もいないスタンド。舞と初めて会った場所だ。 俺はスタンド内で横になって星を眺める。 タバコを吸いながら星を眺めていると少し視界が悪くなった。 (あれ?何でだろ。星がぼやけて見にくいや…) すると少し強い風が吹いた。 少し経って空から何かが俺の鼻に舞い落ちて来た。 俺はその何かを取って、見た。 (…サクラ?) どこかの屋根にでも乗ってたのか真冬なのに桜の花びらが舞い落ちてきたのだ。 舞に出会ったあの時と同じように… 桜の花びらを見た瞬間舞との思い出が甦ってきた。 『私は舞。』 『君って単純だね~!』 『明日どこ行く?』 『しゅ~うちゃん♪』 『修ちゃん、大好きだよ…』 俺は桜の花びらを握りしめ大声でまた泣いた。 涙はもう出ない。そう思ってたのに涙はどんどん出てきた。 そして一晩中泣いた。 ずっと、ずっと、泣いた…
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