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この学校生活も何ヶ月かたつとそれなりに友達と仲良くなりグループも出来てくる。
俺も今は不良グループとつるんでいる。
こいつらといるといつもバカができ、楽しかった。
でも、そんな楽しい時間も長くは続かなかった…
俺のグループの1人がクラスのみんなから嫌われ始めてきたのだ。
いわゆる仲間外れだ。
俺はそうゆうイジメ的な事がもの凄く嫌いだ。だから、取りあえずそいつの味方にもなる。
そいつの側にいる間は周りの目が怖い…
ついにはそいつは学校を辞めてしまい味方したのが裏目に出たのか俺も孤独になっていた。
ー2006年9月
新学期が始まった。
でも、俺はやっぱり孤独だ…
(学校に行っても面白くない…)
気がつけば少しの間俺は不登校になっていた。
1週間がたち、2週間が過ぎ、3週間目に入ろうとした時に、
ー♪♪♪~ー
携帯の着信が響く。
「もしもし。」
「もしもし。お前学校行っとらんち?」
電話の声は東京にいる兄ちゃんだった。
「…うん。」
「お前ねぇ、学校行かん理由は聞いた。」
「絶対に何の理由があろうと学校は辞めるな!卒業だけはしとけ。」
兄ちゃんは高1の時に友達と喧嘩したらしく退学した。
それで今は苦労をしているらしい。
だから、俺には同じ道を歩んで欲しくないと思い言っているのだろう。
(理由を聞いた?誰に?)
実は母親が兄ちゃんに相談していたのだ。
俺が精神的に落ちている時に誰よりも俺の事を考え心配してくれてたのは、俺が大っ嫌いな母親だったのだ。
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