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クリストファー「ならば平北国を諦めるのか?」
ユアン「時期を待ちましょう、必ず付け入る隙があります!
それに流星は名の知れた天才です、うかつに戦うのは危険です!」
クリストファー「・・・わかった、撤退しよう」
クリストファーはユアンと話した結果、撤退して国力を充実させることにしたのである。
クリストファー「流星殿、そなたの言う通りだ! 我々は直ちに撤退しよう、詩鳴殿によろしく伝えてくれ!」
流星「お聞き届きいただいて痛み入ります、必ず詩鳴様にお伝えいたします!」
クリストファー「ではこれにて御免!」
そう言うとクリストファーとユアンは馬を返し鳳英国に戻って行った。
その最中、ユアンと流星はお互いを驚異と感じ合っていたのであった。
流星「これでしばらくは鳳英の出兵は無いはずだ・・・
しかしこれからが本当の戦いだ、我々の真価が試される事になるだろう・・・
俺の全知全霊を以って詩鳴様のために必ず天下を穫ってみせる!!」
流星はこれからの辛い戦いに向けて固く決心をしたのだった。
こうして牙獲を追放し、鳳英の驚異が去った事により、改めて詩鳴は平北国の国王として天下に名を轟かせたのであった。
【第一部・完】
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