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事務室を出たココは、郵便局の受付を横に、郵便局を出た。
外は、いつでも晴れている。
ココは、歩きながら鼻歌を歌っていた。
フフ～ン♪
天国は、現代の世界を模している。
ココがいるのは、日本を模している所だ。
ココは、家に向かって路地に入った。
路地は、狭く長い。
一軒の平屋の前に止まり、鍵を取り出しドアを開けた。
「ただいま～」
中から、猫が顔を出し、ニャアと鳴くだけだった。
「ただいま、ニケ」
ニケを抱き上げ、ソファーに座った。
ココは、何をするでもなく、ボーッとしていた。
時がないから、いつまでもボーッとしていられる。
「ご飯、食べよ」
そう言って、ココはニケを降ろした。
そして台所に立ち、冷蔵庫を開けた。
「なんにも無いなぁ…。買い物に行こうか」
ニケを撫でて、
「ちょっと、行ってくるよ」
そうしてココは、家を出た。
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