転機

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「8時か・・・」 時間がわかるくらいには冷静になったみたい さっきまでは酷かった ほんの3時間前まで、私は正に恋する乙女 そして、奴・・・斎藤 優雅 のおかげで失恋した女子高生に成り下がった どうしたらいいのかわからず、とにかく走った。 冷静になってみると、我ながら馬鹿なことをしたと思う。 正気に戻った私が立っているのは、最寄り駅から少し離れたところ 普段なら、自転車を使ってくるところだ 「帰ろ・・・」 方向を変え、足を前に出した時 ガチャ 何かを踏んだ音がした
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