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翌朝。
いつもの様に家を出ると、同じように褝が家を出た。
「はよ」
「お早う」
何ら変わらない朝。
「褝っ」
「何?」
褝が振り返る。
「乗ってくか?…………」
「ぇ、あの、…………」
褝は戸惑った様子だった。
(俺って無謀だな)
一人で感傷に浸っていると、褝が俺の傍まで来ていた。
「一緒に行っても…ぃい?」
「…………おう。」
(ってか、俺に拒否権はないっす!)
平然を装いながら、俺は褝を乗せて学校へ向かった。
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