好きだけど…

3/3
前へ
/3ページ
次へ
「あっすまん…嬉しすぎて」 Dは抱き締めていたKを離したくはなかったが しぶしぶ離れた 離れたのを確認すると Kは言葉を発した 「急にどうしたの?」 「ずっと会えなかったから恋しくなってな」 「ふーん。仕事終わったの?」 「ああ。2週間は居られるぜ。」 Kは意を固め、Dに問いかけた。 「じゃあそれまでずっと一緒に居てくれる?」 「Ky…y、どうしたんだ?ずいぶん積極的だな!」 「たまにはイイでしょ…」 Kは恥ずかしながら 嬉しい顔をしていた。 「僕…もう寝る。」 「ちょっ!K!!そりゃねえだろ~もっとイチャイチャしようぜー」 Dを無視して僕は 眠りについた。 パシン、パシン 「K!!なんでこんなことが出来ないの!!」 母親はいつも自分の言うとおりにしてくれない僕に いつも当り、毎日、叩かれて痣がますます酷くなっていった。 そんな日常が終わりを迎えた。 Kに一目惚れした Dは戦う度にチラチラ覗かせる痣が気になってきがきじゃなかった。 それで俺はKに内緒でKの周りを調べてみることにした。 そしたらKは数年前から母親による虐待を受けていて、心も体を傷つきまくっていた。 俺はKが心配なので Kに勝手で悪いが 戸籍を変えさせて 母親からKを離した。 Dのお陰でKの体の痣はだんだんと消えていって2週間越す頃には 跡形も無くなっていた。 「Kに今まで黙ってたんだがお前の戸籍を変えさせてもらった。 血は繋がってないが 俺たちは家族だぜ!」 「家…族?」 「おう!家族だぜ!」 DはKの頭を 撫でて抱き締めていた。 これからKは誰にも 渡さないぜ!!
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加