廃病での出来事

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に入りまずは屋上を目指しました。なぜ屋上かというと先輩の話しによると屋上にいくまでに老婆の霊がでて老婆が「こっちにはお化けいないからおいで~」と手招きをしていると聞いたからで僕たちは一段一段階段を昇り始めました。何もなく屋上についてしまいつまらなくなり僕たちは病院の中を探検することにしました。病院の中は薄暗く病室の入口には当時入院していた患者の名札が残っておりベッドやカルテまで残っており手術室らしき部屋にはメスやかんし?などが床に散らばっていましたその光景が凄く不気味に思えました。そしてナースステーションらしきばしょをうろついていた時に突然…ジリリリリリリリリン!黒電話の音が鳴り響きました。驚いて回りをみてみるとナースステーションのカウンターらしきところに黒電話がありその電話が鳴り響いていることがわかりました。ここは廃病…電話が繋がっているはずがありません…僕たちは恐怖を抱きながらも黒電話に近付きました。黒電話は目の前でけたたましく鳴り響いています。意を決して僕は電話の受話器を掴み勢いよく耳に近づけました…その時男性の低い声で「急患ですか?」と確かに受話器から聞こえました。僕は背筋に何か冷たい物を感じた瞬間「うわあああああああああああああああ」と叫びながら黒電話を受話器ごと床に叩きつけてしまいそれにびっくりした友達達も叫びながら黒電話がバラバラになるまで蹴り飛ばしました。これは僕の本当の恐怖の始まりでした。僕が叫んだことや聞いた声のことを話すと早く最後の地下に行って帰ろうということになりました。地下には先輩もいったことがなく地下を絶対に見ようと話していました。そして階段を下り始めて地下室の前につきました。
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