運命と言う名の出会い

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そう、俺達聖タチバナ学園野球部の成績は、夏は決勝敗退という成績 まぁ敗退というよりは辞退といった方が正しいだろう 矢部 「海堂君は、どんな後輩が来ると思うでやんすか?」 海堂 「そうだね…とりあえずいきなり居なくならない部員なら構わないけど」 …また決勝戦前日に消えられたら泣きたくなる 矢部 「言えてるでやんすね、オイラは捕手を期待するでやんす」 海堂 「?捕手…なんでまた」 矢部 「海堂君がマウンドに立てるように…でやんすよ!」 海堂 「あはは…そうなるといいね」 矢部君が言った【マウンドに立てるように】 実は俺、公式戦では一度もマウンドに立っていないのだ 野球経験のない部員達では、捕手をつとめたところで俺の球を捕れる訳がなく、公式戦のマウンドに立てば後逸の嵐は目に見えるだろう 一朝一夕で捕手はつとまらない…そんなに甘いポジションじゃないのだから
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