574人が本棚に入れています
本棚に追加
矢部君を軽くスルーしたみずきちゃんは、ふと何かを思い出したのか、MTBのハンドルに両腕を組み、乗せて前屈みの状態になると、俺の方に視線を向けてくる
みずき
「あ、そうそう…今日新入部員入って来るじゃない?」
海堂
「え?うん…多分だけど…それがどうかしたの?」
みずき
「実は野球部に、あたし推薦で二人入る事になってるの、その子達は結構実力者だから、仲良くしてあげてね♪」
海堂
「みずきちゃん推薦か…ふぅん…」
みずき
「それじゃぁねぇ~♪」
一時の嵐のように現れ、去っていくその姿を見届け、とりあえず屍と化した矢部の首元を掴んで引きずりながら学園へと再び歩き始めた
……みずきちゃん推薦の部員…か…さて…どんな実力者なのか楽しみだ
最初のコメントを投稿しよう!