プロローグ

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海堂 「…たった一球で掠らせる程のバッティングセンス…しょうがない…まだ完璧にマスターした訳じゃないけど…」 両腕を高くあげ、身体を大きく捻る そして…捻った力をそのままボールに乗せて…投げる!! シュッ! ゴォォオオ!! 「ッ!」 ブン! 先程までとは別格のストレート…流石のこの女の子でも当てる事が出来ず、三振…と思った瞬間だった 海堂 「キャッチャー!後ろだ!」 海堂の本気の球を、並の中学生キャッチャーが取れる筈もなく、後逸 急ぎボールを追い掛け、一塁に送球しようとしたが… 「………」 少女は走らず、バットを持ってベンチに下がっていく 海堂 「……?なんのつもり…だ…?あの子」
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