プロローグ

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その後…俺は相手を完璧に抑えた…が、同じようにこちらの打線も奮起することはなかった 理由は…多分あのキャッチャーだろう 女の子であれだけのキャッチングセンスとバッティングセンスを持つのは多分あの女の子くらいだ 実際にバッターボックスに立つとあのキャッチャーの心理作戦がいかにこちらの打線を封じ込めたのかがよくわかる ささやき戦術…次のコースや配球パターンをささやく事で、打者の心理を乱す一つの作戦 見事にはまってしまったな… まぁ結局試合はボロ負け でも…俺自身にとっては、何故か価値のある試合に思えた…これから先、あの少女と一緒に駆け上がっていくとは知らずに…
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