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あたしに告白してきたこの男
日向 珀(ヒナタ ハク)は
同じ学年の隣のクラスで
黒髪のボサボサヘア
色白に綺麗な顔立ちをしていて
長身は180くらいで細身の体型
いつも成績はトップ
しかし口数少なく
何を考えているかわからない
不思議な人物と皆思っている
そんな彼が
あたしが一人誰もいない廊下で
チュッパチャップスをなめながらぼーっと窓から外を眺めてる時に現れた
別に緊張している表情ではなく
あたしの言葉を待っているのかじ~とあたしを見ている
突然思わぬ人からの告白に呆然としてしまったが
何か言わなきゃと思い
「えっと…
あたし…と?」
何聞いてんだろ自分…
と言ってから思った
そしたらコクッと頷いた
えっと…
どうしよう……
あたし結構はっきり言っちゃうからな~
なんか傷つけたら泣いちゃいそう
でも早めに片付けた方がいいかも
よし!
「あの…ごめんなさい
あたし日向くんの事なんにも知らないから…」
ちょっと優しく言ってみた
すると
「わかった ごめん」
少し微笑み去って行った
あたしはその姿を見て
いろいろと考えた
今の学校に入学して半年
2人から告られた
2人ともかっこよくて優しくてあたしの理想なんだけど
なんかピンと来なくて振った
その時はなんとも思わなかったけど
なんだろ…
このモヤモヤするのは
まぁいいや!
と気にしないことにし稚夏は教室に戻った
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