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数秒後 やっと頭が回転した時は 先輩に壁に押し付けられていた 「お前ほんと鈍感 お前の事まだ好きなんだよ それなのに彼氏とか…しかも暗い男だし ムカつくんですけど」 「やっ!」 先輩はあたしの首筋にキスをした その瞬間寒気がした 「なぁ 稚夏…最後にキスさせて?お願い」 何が最後だ! お願いとか聞くわけないし! 抵抗すると両手ふさがれ動く事が出来ない 先輩の顔がゆっくり近づいてくる 「いっいやぁ!」 ドコッ 「うっ」 ズサ 鈍い音がしたと思ったら 先輩が痛そうに背中を抑え倒れていた そして前をみると 「春名さん!大丈夫だった!?」 うそ… 「日向くん…」
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