4月

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「そりゃあ、この俺のリーダーシップと迅速な対応力があるからだろ!」 「へぇー、そんなものを持ってたなんてアタシ知らなかったなぁ。」 瞬間、先輩の顔が凍り付いた。 「あ…、こんにちは平林先輩。」 「やほー。」 「あれ?お前女バスの練習は?」 「あ、そうそう!今日男子3人しかいないでしょ? うちらと一緒にやんない?」 この言葉を聞いた俺の心は舞い上がっていた。 先輩とバスケができる! そう思い、崎本先輩の方をチラリと盗み見るが 先輩は眉間にしわを寄せ、どこか悩んでいるようだった。 「先輩…?」 「…!。…あぁ、いいよ。」 先輩は一瞬ハッとした顔をして、すぐに笑顔で答えていた。 「ありがとう…。」 平林先輩もどこか複雑そうな表情をうかべていた。 「ほら、いくぞ!」 そういって端山先輩の背中を押した先輩の顔は、いつもどおりの笑顔を浮かべていた。 .
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