危ない場所には入らないのが鉄則、でも入るのがお約束。

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「ユヤァァァァァァァァ!!」 「!? ちょっ 急に叫ばないで下さいよ!ビックリします!」 「ユヤァァァァァ!!死んだかー!? 骨拾いに来てやったぞー!」 「No!!違いますよっ! ユヤ君は生きてます! 縁起でも無いことを 言ってはいけませんよっ。」 「チッ………いねぇな。 ユヤもっと奥に入ったのか?」 「舌打ちしないで下さいよ… 空飛んで探そうにも枝や葉で見えなさそうですしね。」 「いっそのこと焼くか?」 「ユヤ君まで燃えます。」 「凍らせるか?」 「ユヤ君まで…もういいです。 はあ、どこ行ったんですかね。」 しばらく木に寄りかかり 二人でいい案を練っていると 「なあ、ユヤの母親から ユヤの私物って預かったか?」 「え……えぇ。 コートを一枚預かりました。」 「貸して。」 「燃やしたり、凍らせたり「しねえよ。大丈夫、安心しろ。」 サンは急に、魔方陣をゆっくり書き出して しかも私は見たことがない。 「んーっと、出来た。」 「なんですか、それ。」 「え?嗚呼、コレな。 人探しの陣ってヤツだよ。」 「じゃあ見つかりますか?」 「たぶんなー。」
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