危ない場所には入らないのが鉄則、でも入るのがお約束。

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「コートを陣に乗せて…  地図!地図!何処だ!?」 「こっちにありますよ。」 「えっと…陣の隣に置いて 呪文を唱える、…………ん?」 「なにして……嫌ですよ、私。 要らないですからね、そんなお約束なパターンなんて。 呪文忘れたなんて!」 「生と死をウィンガ… あ、こりゃ悪魔呼ぶやつか。」 「なんで勇者が知ってるんですか!?しかも高度な方を!」 「あっああっあー! 喉まで出てきそうなんだっ!」 「…………。」 サンに向け指を指すルーン そして指先から光が出て……サンに直撃した。 「うをっ!?あ、思い出した。」 「当たり前です。 モノを思い出せる術です。」 「へぇー…あ!術だ、術。」 「早くしてください。」 「我探し人、探し人の品。 探され人の居場所を表せ。」 キュイーン 地図を見ると……… 「過敏に動いてますね、彼。」 「こっちに向かってんな。」 「サン空耳ですかねぇ、獣の鳴き声が聞こえてくるんですが」 「いやー、奇遇だなルーン実は俺も聞こえてくるんだ。」 陣を消しコートと地図を回収して二人して身構える。
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