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「明けましておめでとう♪♪♪♪」
時刻は12時になり、年が変わった。
香奈達、三人娘は初詣に行く準備をしていた。
「あんまり遅くならないように」
「わかってる。」
「それに…」
「ん?」
「寄り道しないように」
「えっ…あ、うん」
愛莉の目が一瞬、冷えた目をした用な気がしたが気のせいにしておくことに。
「香奈ぁ早く~」
「あっ、はぁい」
「………ミニスカート………♪♪」
「あんたねぇ…」
「行ったみたいね…ちょっと連絡しておきましょう…あの子が危険な目に合わないように……」
携帯をポケットから出し魔王協会というところに電話をし始めた。
「もしもし、愛莉です。はい…はい…日頼神社です。はい、三人です。そうです。じゃあ、お願いしますね。では…あっ、そういえば。
明けましておめでとうございます。いえ、いくら"魔"に属していても今日ぐらいは祝わないと。えぇ、なら改めて失礼します」
ちょっとしたため息をつく。
やはり上司に電話するとなると疲れるのだろうか。
愛莉はふと、窓の外を見る。
すると雪がちらついていた。
「あの子大丈夫かしら…」
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