第一章

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「明けましておめでとう♪♪♪♪」 時刻は12時になり、年が変わった。 香奈達、三人娘は初詣に行く準備をしていた。 「あんまり遅くならないように」 「わかってる。」 「それに…」 「ん?」 「寄り道しないように」 「えっ…あ、うん」 愛莉の目が一瞬、冷えた目をした用な気がしたが気のせいにしておくことに。 「香奈ぁ早く~」 「あっ、はぁい」 「………ミニスカート………♪♪」 「あんたねぇ…」 「行ったみたいね…ちょっと連絡しておきましょう…あの子が危険な目に合わないように……」 携帯をポケットから出し魔王協会というところに電話をし始めた。 「もしもし、愛莉です。はい…はい…日頼神社です。はい、三人です。そうです。じゃあ、お願いしますね。では…あっ、そういえば。 明けましておめでとうございます。いえ、いくら"魔"に属していても今日ぐらいは祝わないと。えぇ、なら改めて失礼します」 ちょっとしたため息をつく。 やはり上司に電話するとなると疲れるのだろうか。 愛莉はふと、窓の外を見る。 すると雪がちらついていた。 「あの子大丈夫かしら…」
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