第三章

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一旦落ち着いて理由を聞く事に 「理由は」 「「「理由は?」」」 「あたしだけ除け者なんて嫌だから」 がっかり感が否めない、理由が簡単すぎる 「そ、それだけ?」 「うん」 「だけど香奈…魔王協会ってのは危ないんだぞ?」 「わかってる…」 「なら何で」 「みんな色々危ないことしたりして生きてて、あたしだけ浮かれてのんびり生きてるなんて知ったらなんか…嫌だったから…」 「浮かれてていいんだけどなぁ。俺や零治は特殊だし汚い仕事はさせられるし…魔王協会に入っても香奈ちゃんが汚れるだけなんだよ…なぁ零治…」 「それにお前が来たって何にもできないぞ。魔人でもなけりゃ特殊な能力や、ずば抜けた何かがなければ入れない世界なんだ。」 「香奈ちゃん。今まで隠してたことは謝る。だけどこればっかりは」 「大丈夫!!あたしやるから!」 「どこから湧いてくるんだその自信は…」 「あたしが上に取り合ってあげようか?香奈」 どこから現れたのだろうか早苗が登場した 「早苗も、魔王協会に?」 「うん、課長やってる。あたしは魔王協会の中にいる純粋な人間の1人♪」 ジーッと3人を睨む目は鬼より怖く言いたいことはわかる。 なんで人間の早苗が魔王協会に入っているのだと。 「早苗は入社テストをALL100点を叩き出している零治の言うずば抜けた何かの1人なんだ。」 「それでもやる?香奈」 「やる」
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