第四章

12/12
45人が本棚に入れています
本棚に追加
/52ページ
「でやぁぁ!!!」 何か聞き覚えのある声に後ろを振り向くと次々と死をなぎ倒していく1人の少女がいた。 紫織だ 「紫織…!!」 「零治じゃなくてごめん…ねっ!!日向ぁ!!あんたが呪いだなんてねぇ!!おかげで早苗にド叱られたじゃない!!!」 何か八つ当たりにも聞こえる。 「香奈、今助けるからね!!」 純銀のトンファーを両手に持ち、それを起用に使いながら香奈に近づいていく 「あ~あ邪魔が入った…最悪。紫織のせいでゲームが台無しだよ」 「それは嬉しいじゃない!!あんたのゲーム好きにも飽き飽きしてたところだから!!」 最後の死をぶっ飛ばし香奈の前に立ち、トンファーを構える。 「どうする?まだ死を出す?出すだけ無駄だからね…今の私は機嫌が悪いから」 殺気じみた目で見つめるがそんなのお構いなしに日向はあくびをし一言。 「帰る」 「逃げる気?」 「ゲームは長い。早く終わらせたらつまんないじゃん」 そう言った途端、窓ガラスが割れ何かに吸い込まれるかのように日向は割れたガラスから飛び去った。 「日向ぁ!!」
/52ページ

最初のコメントを投稿しよう!