第五章

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学校内を走り回る零治。 ポケットに入っていた携帯が鳴った 「もしもし」 「零治。香奈は私が無事保護したよ。」 「ホントか?良かったぁ…」 報告を聞いて一安心の声に紫織は笑い出して、いきなりなんだよという感じで話を続ける 「呪いのことなんだけど…」 「誰かわかったのか?」 「日向。」 なんだってと大声を出そうとするもそこはなるべく落ち着くことに。 「そうか…で、香奈は?」 「はいはい、変わりますよ」 「零治……」 今までの元気な声はなく。か弱く今にも死んでしまう声、呪いが日向だと知ったショックが大きいとすぐさま察知して優しく声をかける 「大丈夫…零治のほうこそ大丈夫…?怪我してない…?」 「オレは大丈夫だから。香奈、紫織のそばにいろよ?」 「うん…」 「すぐそっち行くから」 「わかった…」 「じゃ、切るな…」 「早く…来て…零治…」 「あぁ…すぐ行くよ」 「死神の零治くん。電話は終わったかい?」 電話を切ると聖騎士と神子達聖霊院の遊撃部隊が廊下を塞ぐ形で立っていた 「邪魔だ…」 「警告したはずだぞ?呪いの件は我々聖霊院がやると」 「だから何だ?」 「上層部から連絡でわたくしたちはあなたを殺します」 「死ね!死神!」 「聞こえなかった?邪魔だってよ…」
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