第一章

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零治の部屋。 カーテンを締め切り部屋を暗くし部屋の真ん中で正坐をし始めた。 「………」 静かに呼吸をゆっくりゆっくりと吸ったり吐いたりの繰り返し。 零治の目の前には一本の黒い刀が置いてある。 それがさっき零治が言っていた斬首刀。 名前の通りに首を斬る刀。 とても重厚感ある色艶をしているが零治は軽々と持ち上げた 「よし、いいな斬首刀…」 目を開けカーテンを開き、空を見上げるとまだ陽は高かった。 「夜まで寝るか…ちょっと早く起きすぎたな」 そのままベッドに倒れ込み夜まで寝ることに。 「…………」 目を瞑った3秒後。 「遅刻だぁぁぁぁ!!!!」 今日で何回目だろうか、また香奈が叫んで暴れている (うるさいやつだな…)
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