*康平Side*

9/24
前へ
/217ページ
次へ
  ――――そして、4月。 入学式の時、俺はすぐに優那ちゃんを見つけた。 だけど、声はかけなかった。 いや…… かけられなかったんだ。 優那ちゃんは、すれ違った男子が顔を赤らめる程の可愛い女の子になっていた。 入学後も優那と康平は、驚く程何の関わりも無く過ごしていき、 いつの間にか優那の頭の中にある康平の存在は、薄れていった。 このきっかけがなければ、2人は再会する事は無かっただろう… そう、このきっかけが。  
/217ページ

最初のコメントを投稿しよう!

158人が本棚に入れています
本棚に追加