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~一ヶ月前~
ここはある中学校の教室、黒板の前では教師が、ダラダラとしゃべっている。
そんな教室の隅で熟睡している少年が一人・・・。
その時、終了を告げるチャイムが鳴った。
その瞬間、今まで寝ていたとは思えないような速さで立ち上がり、カバンを持ち急いで廊下に出た。
「黒時~、帰んのか~?」
黒時「悪いな、用事があるんだ。」
「そっか、じゃあな~。」
黒時「じゃあな。」
(まぁ別に用事など無いのだが。)早く帰るための口実だ。
今のは斎藤、数少ない俺の友達だ。一緒に帰る時もあるが、基本、黒時がさっさと帰ってしまうのでほとんど一人で帰っている。
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