入院生活

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3月20日、この日も相変わらず点滴三昧の1日だったが、夕方になって髄液検査をした。             髄液は(…うまく説明できないけど)脊髄から脳にかけてつながってる場所にあって脳の周りを包み込むように透明な液体が流れているらしく、これを調べればその人の体の状態(DNAとか…?)が分かるよ…と先生に言われた記憶がある。 ただ…厄介な事に、背骨の奥(体の内側)にある為、背中を丸めて横向きに寝て、ちょうど腰の辺りにある背骨と背骨のわずかな隙間に(実際見た事はないが)かなり太い針を刺さされる。 もちろん麻酔をしてから針を刺すのだが、…運悪く、ソラの主治医のもと、研修医が髄液検査をしたのもあり、一発で針が入らずこれがまた、とんでもなく痛かった。             半分べそかきながら取った髄液検査の結果、ようやく『髄膜炎』と判明した。             今でも原因は分かってないが…一説によると掃除しないで汚い部屋(ホコリなど)や、ペットの爪(特に猫の爪には毒性の高い菌?が潜んでいるらしい)にひっかかれる事が原因で、何らかの理由でそのウィルスが脳の中に入り込んでしまうのが原因らしい。             確かにソラの実家には犬がいて、彼氏のアパートには猫がいた。それに加えて、ソラは掃除が大の苦手。 またそんなソラ以上に彼氏のアパートは汚く足の踏み場が無いくらい。洗濯した服や脱ぎ捨ててある服が、ごちゃ混ぜになっているのは当たり前。ゴミは散らかり、ホコリの塊もゴロゴロ落ちている…そんな環境にいたというのもあり、後々になってからだが、ここぞとばかりに母に『そんな所にいるから病気になるのよ』と小言を言われた。
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