入院生活

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3月21日、この日は祝日(春分の日だっけ?)の為、検査はなく…また点滴三昧の1日だった。 発熱、嘔吐は少し治まってきたものの食欲は全くなく…食べてもお粥を2~3口食べるのが精一杯だった。             相変わらず全身の激痛がひどく、手の震えもひどくなってきた。それに付け加え起き上がる事も、歩行も困難になってきていた。何とか起き上がったとしても視点がうまく合わず妙にクラクラしたのだけはいまだに覚えている。             …と淡々と語ってるが、実はこの頃からソラの記憶はない。これから先は、母が残してくれたメモ帳を見ながら書こうと思う。                         3月22日症状は段々悪くなっていく。 1日中点滴三昧にもかかわらず、おしっこが出にくくなってきた為、顔の腫れも目立つようになってきた。 またこの頃から時々、錯覚の様な変な言葉を発するようにもなってきた。                         3月23日、依然として症状は良くない。目付きが定まらず、眠る事が多くなった。 そして母がソラの会社へ診断書を提出しに行ってる間に、ついに容態は急変した。意識が無くなり昏睡状態になった。             もうそこの病院(内科)では手に負えなくなり、救急車に乗って別の病院(神経内科)へと転院する事になる。昼夜付き添いが必要となり母も泊まり込む事になった。
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