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「また痴話喧嘩か?」
パシャパシャッとカメラのボタンを押しながら宗太が隣に座った。
面倒なので軽く無視。
「そういえば、春日君。今日リムジンが来てお嬢様が登校してきたのを知っていましたか?」
「何だと!何故みんなそんな大ニュースを俺に教えないんだ!」
近い!近いよ宗太!
ハァハァ言ってんの聞こえてキモチ悪い。それに話しかけられたのは僕で君じゃないんだよ?
「私はあなたが嫌いです。それと同じように皆さんもあなたが大嫌いだからでしょうね」
キッツ!
この二人は本当に犬猿の仲っていうか水と油っていうか、仲が良くない。
あまりにも仲が悪いので仲介者としてよく僕がはいるけど……
「黙れ腐れ女。俺よりお前の方が嫌われてるよ」
「これだから頭の悪い人は嫌いなんです。言葉自体に品がない」
「なんだと!」
馬鹿馬鹿し過ぎてこんなの止めたくないよ。
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