1.気高き燕との出会い

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「直也行くぞ! こんな奴と一緒にいると頭がおかしくなっちまう!」 その原理から言うと僕は頭がおかしくなっているってことになる。何てったって付き合ってたし……ああ、何かまた鬱になってきた。 チクショウ、彼女がいる男子が憎い! 一応宗太には付き合ってたことは話したのになぁ……悪気があったわけじゃないってわかってるけどね。 元々仲悪いし。 「そうです。早くどこかわからないような猿が沢山いる惑星にでも行きなさい! でも春日君は私の話し相手なので連れて行くのは許しません」 「何でお前に直也と一緒にいる権利があるんだよ! 今頃になってコイツの彼女気取りか?」 「そ、そんなんじゃありません! 春日君が…その…そう、行きたくない顔をしていたからです!」 別に僕はそんな顔をした覚えはない。 ところで宗太は自分の発言が京よりも僕にダメージきてるのわかってるのかな? わかっててやってたら鬼だよ。
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