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「あうぅ~……恥ずかしいです」
顔を真っ赤にしながら呟いた少女。その姿をみた人々は声を揃えて『かわいい……!』と言った。
極少数からは『ロリ萌え~♪』と聞こえてきたが聞かなかったことにしておくべきだ。
確かに仕草だけでかわいいとされる人はいる。しかし、この少女は誰から見ても可愛い容姿をもっていて、さらに仕草までとくればスゥーパァー可愛いとなるわけで……しかり。
外見は黒いショート髪で瞳は潤ついていて小動物を彷彿させる。例えるなら純和風の日本人形といったところだ。
「あう、お嬢様ぁ~。早く出てきてくださいよぅ……」
少女はそう言って、居たたまれないといった感じで車のドアに近寄っていく。すると中からスラリと綺麗な少女が出てきた。
一同は再び息をのみこんだ。
先ほどの少女がお嬢様だと思ってたのにいきなり本物がでてきたという驚きのせいではない。
息をのんだ理由は今まで人生の中でも出逢ったことのないほど美しい少女だったからだ。
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