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《直也》
僕はリムジンにあったあと近道をして学校に到着。周りは騒々しく騒ぎまくっていて、いつもみんな頑張るなぁ~と思うよ。
そのまま何をするわけでもなく下駄箱にいって上履きを手に取ると後ろから
バシンッ!
と背中を叩かれた。痛みが身体中に響きわたる。
「おはよう直也♪」
「ちょ……いきなり何すんのさ、宗太!
痛いじゃん!」
朝っぱらから僕に挨拶をしてきたのはクラスメイトの鶯谷宗太(オウタニソウタ)。
いっつもカメラを持っていて写真を撮りまくり、「ニュースじゃぁぁぁぁぁぁ!」と叫びまわるバカで、僕の唯一小学校からの付き合いの悪友だ。
「いやー、見覚えがある背中だったからついな」
「お前は見覚えがあればなんでも叩くのかよ?」
ハッハッハと笑い声をあげながら宗太は歩きだした。
コイツほんとに人の話きかないな。しょうがなく宗太の後を追ってクラスに向かった。
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