泥沼の戦争

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12月12日 マクネアリ空軍基地 クーガside オーシア軍の選抜部隊による、ユークトバニア首都、シーニグラード解放作戦は、ユークトバニアの総戦力の前に、陸、空の両戦力の大半を失い、撤退することとなった。 撤退の際、ロイ少佐が駆るFー22と、エリックのFー15S/MTD、アリサのFー35C、チェイス少佐、リンダ、ヘンリーのFー15Eの活躍により、全滅という最悪の事態は免れた。 オーシア軍は、現状によるこれ以上の敵国内での戦闘は不可能と考え、全部隊は所属基地へと返された。 ロビー 俺は、ヘンリーと一緒に、戦闘機雑誌、Oウイングを眺める。今月号は、『比較!現状のオーシアとユーク!』、『Fー22の優位性』、『オーシア副大統領が語る。シーニグラード解放は可能か?』。 TVでは、前作戦失敗について、マスコミが、副大統領や軍参謀長に取材を行ってあるが、両者、大丈夫だといい、そそくさと自信の車やリムジンに乗り込む。 マスコミの中には、大統領について質問するものもいた。いい加減、市民やマスコミも気づき始めたようだ。
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