最終の序曲

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オーシア海軍第4艦隊全滅 このニュースはすぐに俺達の下にも入ってきた。 第4艦隊といえば、海軍でも、ユーク嫌いで有名の艦隊だ。 厳密に言えば、ユーク嫌いではなく、敵国とみなした国は徹底的に嫌っていた。 この情報は、オーシア軍総司令部からではなく、ケストレルに随伴する、情報艦、アンドロメダから、暗号化されて送られてきた。 ケストレルは、航行中、ユーク艦隊と対峙。ラーズグリーズと、脱獄したバートレット大尉と、ユークに点在するレジスタンス達により、救出された、ユーク首相、ニカノール氏が、ユーク艦隊に停戦を呼び掛けるも、艦隊旗艦はこれを無視。ニカノール首相を敵とみなした。その中に、1隻、停戦を呼び掛ける艦がいるも、旗艦と、旗艦に従う艦の艦砲射撃により、撃沈させられた。この暴挙に、反旗を翻したユーク艦数隻が、ケストレル艦隊と合流した。 ラーズグリーズの活躍により、敵ユーク艦隊は壊滅寸前にまでなったとき、オーシア第4艦隊が現れた。第4艦隊は、ケストレル艦隊をユークと手を組んだ裏切り者と称し、攻撃を開始した。 結局、オーシア第4艦隊、敵ユーク艦隊共に、ラーズグリーズ、オーシア、ユーク合同艦隊により全滅した。 オーシア、敵ユーク共に、痛手をおったが、俺達にとっては、新しい時代の幕開けといったところか。 俺達にも、そろそろ決断の時期が近付いていた。
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