疑問

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「あっ、隊長達、こんにちは。」 そう言って俺達のところにやってきたのはヘンリー・グラハム少尉。チェイス少佐のケルベロス隊の3番機だ。 「よおオタク野郎。」 エドがヘンリーにそう言う。 「イエーガー大尉だけには言われたくないですね。」 「言うねこの野郎。」 オタクでいうなら、ヘンリーの方がまだましだ。ヘンリーはいわゆるミリタリーオタクって奴だ。戦闘機のこととかを話させれば止まるこたあない。部屋を覗けば、右も左も戦闘機関連のものだらけだ。 しかし、エドはある意味凄い。部屋を覗けば、右も左もいわゆる「萌え系」のものだらけだ。さらに、この前、ベッドの下からは大量のエロ本やDVDが見つかった。 そりゃ、俺も男だから、エロ本に興味がないっつったら嘘になる。しかし、奴のあの量は流石に引く。 「しかし、突然ですよね。」 「なにが?」 「開戦ですよ。なに考えてるんすかね。ユークは。」 「確かにな。っても俺達が考えてもしょうがねえ。俺達は軍人。ただ政治家が考えて、攻撃しろっつったら攻撃するだけさ。」 「ですけど。」 「お前はまだまだ若いってことだ。」 突然後ろからチェイス少佐が現れる。横にはリンダも一緒だ。 「隊長。」 「まっ、暫くすれば、お前もわかるさ。」 「ですかね?」 「ああ。」
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