きっかけは

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「馬鹿。お前のせいじゃねえ。 私利私欲に目が眩んだ人間共のせいだ。 珠は悪くない。 とりあえず、ここで身を隠すしかない。 俺が食べ物とか持ってくるから。 できるだけ、外に出るな。 鬼たちは1か所に集まると思う。 その場所が特定できたらそこに向かおう」 珠が頷いたのを確認すると、総は珠を抱きしめた。 「…布団もないといけねえな。」 腕の中の珠は疲労のせいか、ぐっすりだった。 珠が眠ったのを確認すると総も泥のように眠った。 ―――――――― ―――――― ――――
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