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ひとつの音が生まれ
そこからまた、新しい音が生まれる
そのひとつひとつが
溶け合っては繰り返し、溶け合っては繰り返し
いつしかそれは、ひとつの流れに変わり
大海に混じっていく
大海は数多の過去を呑み込み
風や、潮流に乗り
世界を巡る
何度も
何度も
太陽の光を浴びて
空へと昇る
それは空行く雲となり
大空を巡る
雨となり、大地に染みる
繰り返す
幾度も
幾度も
全ては常に変わる事なく
常に、変わり続けている
絶え間無く繰り返される
大きな螺旋を進みながら
全ては一体であり
僕らは既に満たされている
その事に気付かないだけ
目を伏せて、足下の小さな欲望に目を配り過ぎるから
大きな意味を知らず知らず、見失っているんだ
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