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授業は退屈で、窓際の私は空を眺めてた。 雲ひとつない綺麗な空。 そういえばいつか、浩牙と空の話したことあったっけ…。 『雅はどんな空が好き?』 『うーん。 綺麗に晴れてる空が好き。 …浩牙は?』 『俺は曇り空が好きだよ。』 『えー、なんで??』 『うーんとね、曇り空ってさ、なんだか… 「宮藤雅っっ!!!!」 「え?…あっ、はい。」 「授業中にぼーっとするなよ。」 「…すみません。」 …あれ? なんで好きって言ってたんだろ。 忘れちゃった…。 今日帰ったら、浩牙に聞いてみよう。 .
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